ラベンダーの咲く庭 LavandeBleu

日々の食事を記録するついでに雑談しているブログです

雑39

平成が終わるから平成ゲームまとめ(PCでできる2DSTG編)書くかって気分だったんですが、参考にと思ってここ見たらなんかもうほぼ書きたいこと載ってるんで別に自分で書かなくていいかってなりました…スン

 

 

ただ、記事を書こうという意識が高まってしまったので、以下は僕とシューティングゲームとのこれまでの付き合いをずらずら並べてく内容になっています。

 

簡単に言うと おっさんが思い出を語るだけ ですのでご注意ください。

 

※逆噴射文体は難しいので気が向いたときだけです

 

 

 

 

幼少期、僕にとってシューティングとはFC版グラディウスでした。そのせいか結構長い間、シューティングゲームはゲーム機でやるものだと思ってました。

 

そうではないのだという知見を得たのは中学時代。この頃はゲームサウンドに興味が出てサントラを買うようになっていました。近所に「すみや」というCD屋が出来てからは、ゲームのサントラはそこで探していました。もちろんネットなんて無かったし、ツタヤもGEOもAmazonも当然ありません。情報源はゲーム雑誌と店舗の品揃えのみ。

 

そこそこ大きい店舗だったんですが、マイナージャンルであるゲームミュージックは、コーナー的なものを作られていなくて、ジブリとかのアニメ系CDの片隅にファイナルファンタジーとかがちょこっと置いてあるだけでした。そんなあるとき、偶然棚に収まった『グラディウスIII〜伝説から神話へ〜』のサントラを見つけると、「ついに高速面とかボスラッシュ面とかが聴き放題か!」と思い購入。したんだけど、CDを聞いてみたら「いつもの(※SFC版)曲とちがう!」「ボス戦の曲(※奇数面ボスの『Snipe shoot』)がないぞ!」ってなって、アーケード版の存在にたどり着いたんですよね。そういうのがあるのかと。どうやって知ったんだっけ、ライナーノーツに書いてあったんだったかな。

 

ちなみに初めてゲームのサントラを買ったのはFF5です。攻略本か何かに挟まってたサントラのチラシを見て通販したような気がする。あれは小学校高学年の頃だったか。なんでFF5なのかというと、当時の学校内で流行ってて自分でもやりたくて親にソフトをねだったんです。そんで誕生日に晴れて手に入れる事はできたんだけど、長続きしない僕は第2世界の中盤くらいでストップ。その後ちゃんとエクスデスまで行けたのかは覚えてないんだよねぇ。もう動画でたくさん見てるせいか、自分の実体験と混同しがち。まあ、こういうきっかけがあって、僕は俗に言う「FF派」として育っていったのでした。

 

それはともかく、シューティングゲームサウンドトラックで初めてアーケード…ゲームセンターにあるグラディウスの存在を知ったわけですが、行動範囲にあるゲーセンにはグラディウスはありませんでしたし、そもそもゲーセンは怖い人がいっぱいいるってイメージが先行してて自ら赴くことはほとんどありませんでした。人前でゲームやるのが嫌だったのかもしれない。今思えば、別に下手くそのプレイなんて誰も見てねえよって思いますけどね。自意識過剰だったんだと思う。

 

さて、高校生になっても相変わらず家庭用機メインで、SFCからPSに移りゆくなか、シューティングゲームは主に中古品を買う日々でした。グラディウス外伝Gダライアスレイストームレイクライシス蒼穹紅蓮隊、などなど。レイクラ蒼穹紅蓮隊あたりはプレイしたの大学生くらいの頃だったかな。グラ外以外は移植物ばっかでしたがアーケード版はそもそもやったことがないので、再現度とかは気になりませんでした。

 

レイストームは、高校生当時バイトしてた本屋の店長がわりとシューティングやるよって話をして借りたのがプレイのきっかけ。縦スクロールは苦手意識があったんで、それまで全くやってなかったんだけど、レイストームはあっという間に虜になりました。サウンドがすげー良かった。でも超難しかった。PS3(壊れたので今は無い)でレイストームHDもやりましたが、ノーコンクリアなんて夢のまた夢。

 

前作・レイフォースは家庭用機では未プレイ。移植版タイトルはレイヤーセクションだっけね。そう、STG好きなのにプレステ派だったのは今でも後悔してる。だってFF7がやりたかったんだ・・・でも自腹でサターン本体を買うだけの小遣いはなかった。いや、ただ少なからず「うーん、サターンって全然主流じゃないし〜やっぱPSだよな!」的な謎の思い込みもあったような気がします。たぶんCMが悪い。

 

たびたび脱線してますがなんだっけ、PS時代ね。シューティングゲームが好きだったとはいえ、手当たり次第にプレイしてたわけでは当然なくて、むしろそのジャンルの中でもプレイしたのは氷山の一角程度だったと思います。沙羅曼蛇デラックス・パック、あとアインハンダーなんかも中古で買ったっけな。でもその程度です。R-TYPEΔはなぜか買ってないですね。SFCスーパーR-TYPEは好きだったんですが。なんならゲームボーイ版もやり込んだ。

 

ちなみに、かの名作・ダライアス外伝はサントラだけ買ってました。シューティングのサントラならなんでもいいやって自棄になってた(?)時期があったんだよね。サンダークロスXEXEXはサントラだけ聞いて「どういうゲームなんだろう!?」ってイメージファイトしてたのを良く覚えてます。それもオリジナルサントラじゃなくてMIDIアレンジ盤で!MIDIですよ、MIDI。覚えてますかね・・・当時のアーケード基板と比べてたくさん音が出せる音源だったんじゃないかな、MIDI音源

 

ゲーム未プレイでサントラだけ買うってのは、その後も結構やらかしてました。今は無きサイトロンレーベルの、エストポリス伝記もそのひとつですね。確かIとIIがカップリングだったんだっけな。あと、個人的に墓場に持ってく一枚に選びたい「レイクライシス」のアレンジ盤『RAYCRISIS rayons de l'Air』も、当時はゲームのこと全く知らずに聞いてました。移植版をPSで遊んだのはわりと後になってからだった気がします。あとはオムニバスアレンジ盤の「コナミ・シューティング・バトル」も良かったですね。バンドアレンジ、カッコいいな〜〜と思いながら原曲も良く知らずに聴いてました。1曲目がXEXEXボス曲のboost up!なのがまた良い。今も買えるのかな? 興味があったらつべとかで探してみてください。今思えば「すみや」さん、ゲーム音楽コーナーがしょぼかった割に置かれてたサントラのチョイスはすげえマニアックだよね。なんでオリジナル盤がないのにMIDI盤があるんだよそっちのがマイナーだろ!

 

XEXEX(※ゼクセクスと読む)といえば、古めかしい駄菓子屋の片隅になぜか筐体がぽつんと置いてあったのを覚えてます。インストカードがなくてレバーとボタンだけのレトロな筐体だったと思うけど、自分ちの近くじゃなくてどっか遠くのお店だったんだよね。プレイした記憶はないんでスルーしちゃったんだろう、もったいないことをしました。

 

それにしても、雷電サンダーフォースV首領蜂ガンバードストライカーズ1945コットンなどなど移植タイトルはもちろん、オリジナルタイトルも含めると、意外なくらい多かったんだね、プレイステーションシューティングゲーム。(参考資料はこちら

 

 

 

 

そんな風にしてコンシューマ機のシューティングを楽しみつつも、Windowsパソコンが普及し始めた中学〜高校の時期には、どうにかPCでゲームが出来ないかと悪戦苦闘する日々を送っていました。

 

昔ありましたよね、フリーソフトのたくさん入ったCD付きの雑誌。今も売ってるのかな? その中からゲーム、特にシューティングを探してはHDDにインストールしていました。フリーだけでなく同人ゲームの体験版もあって、確かそういうので『神威』とか触れたんじゃなかったかな、いやネット経由だったかな。まだADSLすらない、テレホーダイの時代だった。神威は初版に近かったと思う。通販で作者と直接やり取りして買ったんじゃなかったかな、懐かしい。

 

実家にパソコンが導入されたばかりの頃(たぶん高校時代)に触ってたのは、スペースイーグルというフリーソフトシューティングゲームWindows95マシンでは敵キャラや弾の多い場面では処理落ちがすごくて、でも逆にそれでゲームの難易度が下がったりして。普通に進めるとかなり難しかったと思います。弾は早いし敵は硬いし。ボンバーは撃っても無敵付かなかったんじゃないかな。フリーのシューティングでは「ShootingGame(仮)(※正式名)」がおすすめです。初心者向けの難易度とは言い難いけど、敵の出現パターンとかボスのギミックも覚えやすいし、ライフ制なのでゲームオーバーになりにくいのが良い。アーカイブが見つからなかったんでリンクは紹介記事のみです。

 

シェアウェアのゲームも色々やりました。記憶に残ってるのはHELLHOUNDというゲーム。グラディウスR-TYPE沙羅曼蛇悪魔合体させたようなパワーアップ制横シューでした。元はX68Kでそのwindows移植版みたいです。まだ公式ページが残ってますね。これもwin95のしょぼいマシンでは処理落ちがひどくて、でもそのせいで結構先まで進めたっていう。つべで検索すると動画とか出てきます。上に挙げたスペースイーグルは動画とか残された資料が一切無い。

 

Windows95用に出てたグラディウスデラックスパックも買いましたが、マシンとの相性が悪かったのか、BGMの再生タイミングがおかしかったり、やはり処理落ちがしまくったりそもそも起動しない時があったりと、高いソフトだった割に散々な目に遭ったのを覚えています。アーケードの再現度はそれなりにあったんじゃないかな。

 

パソコンのツクールシリーズが青春だった僕ですが、前述のように初めてのPCがwin95でありPC98は触ったことがありませんでした。なのでRPGツクール95とシューティングツクール95が主戦場。かつてのアスキーコンテストパークはRPG、ADVがメインでしたが数少ないながらもシューティング作品には光るものがありました。

 

のちに同人版でリメイクされた「RefleX(フリー版はReflectionというタイトル)」を始めとして、ツクール製とは思えないほどヌルヌル動いて派手で爽快な「メディカラット」、野生のトレジャーというか野生の斑鳩と言わんばかりなドット絵やギミックが美しい「Vacant Ark」、あと元はPC98製でDOS/V用にコンバートされた「SKY REMIND」あたりが印象に残ってますね。(※リンク先はプレイ動画)

 

Reflectionについてはギガウイングよりも先のリリースなのよね。もっと言えば同様の反撃システムは神威にもあったし、後の同人ゲーム・五月雨にも登場するという意味では記念碑的な作品なのかも。もっと遡るなら神威の前身とも呼べるALLTYNEX(たしかFM-TOWNS用のゲーム)から既に反射のアイデアがあった気もする。

 

さて、個人的にPC用シューティングゲームで欠かせないタイトルが二つあります。

 

超連射68k」、この業界ではあまりにも有名すぎて全人類の常識なんじゃないかとすら思えるのがこのゲーム。タイトルのとおり元はX68000用の同人シューティングですが、作者自身でwin95/98に移植された本作はフリーソフト扱い。ゲーム自体はショット・ボンバーの縦スクロールで全8面2周という非常にオーソドックスなルールなんだけど、プレイしてみると分かる、非常に完成度の高いゲームです。タイトルのとおり、ショットはもちろん手連です(※押しっぱなしでは連射されません)。敵への打ち込み音、ボスなどの弾の発射音、アイテムの取得音、そしてもちろん各ステージのBGMも個性的かつ高クオリティ。特定の雑魚・ボスの特定のパーツをあるタイミングで壊すと発狂モードになるとか雑魚をばらまくので点数稼ぎになるとか、隠し要素も良い味付けになってます。いまでもアーカイブが配布されてるので是非プレイしてほしいゲームのひとつ。たぶんwin10でも起動します。

 

もうひとつは「Galax」。こちらもフリーソフトで縦スクロール、自機はライフ制で全7面だったかな。緻密なドット絵にゲームを盛り上げるカッコイイBGM。特筆すべきはそのゲームシステムです。自機の通常ショットはパワーアップしないので弱いんですが、「ハッキング」を駆使することでステージを進んでいきます。ボタン押下でレーダーを拡げ敵をロックオン、ハッキングコードを入力(特定のボタンを順番に押す)して実行すると、「反転」「停止」「自爆」の3種類のハッキング効果を発揮。敵の攻撃をかいくぐりつついったん自機の動きを止めハッキングし、自機に有利な状況を作る。この操作の忙しさに慣れてくると非常に楽しい。ゲーム終盤ではオブジェクトに対してハッキングを仕掛けて閉ざされた扉を開ける・破壊不能な敵の動きを止める、というふうにギミックにも拘って作られています。もちろん、特定のハッキングコマンドが効かない敵なんかもいます。一筋縄ではいかないゲーム性も魅力的。そして、こちらも今でもアーカイブが配布されています。システムだけでなく、ステージ演出も滅茶苦茶良くできてるんで、プレイして難しかったら動画だけでも見て! セリフでは語られない、シューティングならではの素晴らしさがそこにある。

 

・・・冒頭で書かなくていいやって思ったのに結局書いてしまいましたね。そのくらい、アツいゲームたちです。

 

 

 

 

そんな感じで、僕にとってのシューティングゲームは、家庭用機、ひいてはPCで出来る2Dシューティングに重きが置かれていました。ここに書ききれないほど色々遊んできました。NomltestとかNoiz2saみたいなエンドレス系も死ぬほどやったし、もちろん東方シリーズも結構遊びました。腕前はしょんぼりですけどね。

 

最近だと何があるかな、Blue Revolverは話題にしたことあったっけ。ケイブ系に慣れてる人だけでなくシューティング初心者にもおすすめです。あとアーケードに逆移植されたCrimson Cloverも安い時は数百円で買えるんでぜひ。Steamなら上に挙げた神威もRefleXも買えます。RefRainは前述「五月雨」のサークルさんの作品、システムを理解すると爽快なゲームです。数年前にプレイした「Ring^-27」もBGMとシステムが面白い良作でしたね(調べてみたらDLSiteで買えるみたい)。そういえば直近プレイしたNeko Navyも見た目の緩さに反して硬派なSTGでしたね。あとここまで忘れてたけどhellsinker.の話題は僕自身うまく説明できないので(?)あまり触れないことにします。もし興味があったら調べてみてね。良いゲーム・・・だよ。たぶん。

 

結局、「Arcade Classics Anniversary Collection」はSteamで買いました。グラディウス、難しすぎない? コントローラでショットとボムを手連するのがこんなに大変だとは。アケコンでやってみたい。

 

まあ喋りだすときりがないですね、早口オタクみたいになる。こうして家庭用ばかりプレイしてきたせいか、いまは逆にアーケードのシューティングのほうが新鮮に感じてしまいます。なのでミカドさんが配信してくれてるシューティング動画を毎日のように眺めては「一度プレイしたいなぁ」などと思ったりしてます。なぜ引っ越す前にミカドに行っておかなかったんだろうと後悔ばかり。いつか上京したら行ってみたいな。

 

最後に、長々とおじさんの思い出話に付き合ってくれてありがとうございました。

実際、シューティングゲーム市場って今の方が盛り上がってるまであるよね。新作はなかなか出ませんが、まだまだ応援してる。アカとブルー、面白いよ(ようやく買った)。