ラベンダーの咲く庭 LavandeBleu

日々の食事を記録するついでに雑談しているブログです

雑38

よく来たな。俺はシリポラ・ザ・ウォーダー。無限に沸く怪物どもを片手で殲滅する男だ。

お前たちは黒塗りの高級車をのう車する作業で忙しいだろうが、こんかいはコンピュータ・ゲーム、グリムドーンの紹介をするためにここに来た。

 

 

store.steampowered.com

 

スマッホンを見つめながらスキルボタンを押すだけの日々を送るお前は知らないだろうが、グリムドーンは傑作ちゅうの傑作で世界的にも有名なゲームだ。

 

ジャンルはハックアンドスラッシュ型アクションアールピージーゲームハクスラと聞いてもピンとこないお前にとくべつに教えてやるが、主に「ダンジョンを探索する」「敵を倒してアイテムを手に入れる」「アイテムを装備してキャラを強化する」といった特ちょうを持つゲームジャンルを指す。

それでも分からなければ、お前のスマッホに向かって「ヘイSiri ディアブロって何?」などと聞け。どんなメキシコ映画よりも丁寧に、お前の人生に足りないものを教えてくれるはずだ。

 

お前がハクスラについてりかいしたところでグリムドーンの話に戻ろう。

グリムドーンの舞台も古代メキシコの大地のように陰鬱で、あちらこちらに地中から蘇った魂なき存在が蔓延っていたり、あやしいカルト教団が複数立ち上がり互いに争いながら人間の街をじゅうりんしている、などと混沌を極めた状況にある。

ついでに言えばその教団の一つが異界から呼び出そうとしている敵対存在のせいで人類がめつぼうの危機にも瀕している、いわゆるポストアポカリプスてきな世界観を持つ。

 

ここまでは前置きだ。

グリムドーンとはどんなゲームかを簡単に言えば「ディアブロ」やそのクローン作とも呼ばれる「タイタンクエスト」のせいしん的後継作である。事実、タイタンクエストのかいはつ者たちが独立して作ったのが、このグリムドーンであるともいわれている。

 

ここから先は、お前が上にあげたハクスラのちしきを持っているという前提で話を進めるので、きょう味がなければ幕末の周回もしくは高級車に乗ってしゃ真さつえいをする作業に戻ったほうがいい。

 

そしてじゃっかん長くなったので、グリムドーンをおおまかなカテゴリに分けて、以下に記していくことにする。

 

 

・せかい観、ストーリーについて
上記で語ったように、世界というかじん類が滅亡寸前まで追い詰められているなか、プレイヤキャラクタは敵対勢力に「乗っ取られた者」ながらも、その強じんなバンデラス精神をもって人間勢力へ味方する立場となったところからゲームがスタートする。
イセリアル・・・それがおもな敵どもの源氏名だ。やつらは謎の緑いろエナジー光(イーサー)で、したいを起き上がらせたり生きているものをゾンビ化したりするはた迷惑な連中で、プレイヤもあやうくその眷属になり果てるところだった。なおその点についての理由はとくに明示されていない。

味方勢力、敵対勢力ともに、ゲームシステムてきに「派閥」が存在していて、きょう敵を倒す・クエストをクリアーするなどのプレイヤー行動によって「名声値」が変動するシステムになっている。名声が高くなれば、エヌピーシーの売るアイテムが増えたりじゅう人の態度が変わったり、あらたなクエストが増える。ゲームちゅう、どちらかの勢力の味方につけというせんたく肢を迫られることもある。味方につかなかったほうは、とうぜん敵になるが、ストーリーに影響はないので安心してさつ戮を続けろ。

じょう記のように、会話などにおけるせんたく肢によってクエストの展開が変わることがそれなりにある。いずれもストーリーへのえいきょうは少ないのでプレイヤーの好きにしていい。お前にもりょう心があるのかは知らないが、そのへんをなんとか働かせるいい機会になるだろう。

 

 

・グラフィック、マップについて
基本は俯瞰視点だが拡大・縮小および回転ができる、スリーディ・グラフィックでこう成されている。とうぜんプレイヤーキャラクタもスリーディで表示されているが、ふだんは装備でおおわれているため素顔を見る事はないだろう。

 

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かつ、ゲームの多くを占める戦闘シーンでは、キャラクタよりも敵か自分のヒット・ポイントバーを凝視することになるため、ゲームをすすめるうえで外見はほぼ影響がない。なお、装備アイテムによって、装備画面だけでなく戦闘ちゅうの外見も変わる。あまり見ることはないだろうが、たまには拡大してかいはつ者の努力を垣間見るのもいいだろう。

マップはフィールド・ダンジョンともに固定で、敵の配置もある程度固定されている。☆付きの強敵(ヒーロー)は固定・ランダムともに存在し、これを倒せばいくらかのアイテムと名声値が手に入る。

余談だが初期状態のマップは空白だが、踏破することで地図が描かれてゆく。踏破に何らかのアチーブが存在するかは知らない。また、ストーリーをクリアするとひとつ上の難易度にちょう戦することができるが、ストーリーの進行度とマップ踏破がリセットされる。

 

 

・ゲーム画面、インターフェースについて

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ユーザインターフェースは、ハクスラ型ゲームのテンプレートに沿っていると言えるだろう。お前から見て左の赤いバーがヒット・ポイントで、なくなると死ぬ。しぬともんどう無用で拠点にもどされたうえ、経験値をロストする。なお、しんだ場所へ戻ると無残に放置されたお前のしたいを見ることができるが、それを調べることでロストした経験値は多少バックされる。

右の緑色のバーはエナジーだ。これはスキルなどをつかうのにひつようで、ディアブロと少し違う点を言うと、バフやペットを使用するために「エナジーを予約する」ひつようがある。がいとうスキルを使った場合、その分のエナジーコストが最大値より差し引かれた状態になるため、スキルをしようする場合はちゅういしろ。

ヒット・ポイント、エナジーの双方ともに減った分を自動回復するスキルがあるため、減ることをあまり意識しなくていいバランスになっている。おそらくスキル・ビルドにもよるのだろうが、これによってちまちまとしたプレイ感にならず、ひじょうに爽快なハックアンドスラッシュを体験できているともいえる。

した側の数字欄といくつかの丸アイコンは、スキルの使用とシステム・ウィンドーを表示するためのものだ。また、ヒット・ポイントバーとアイコンに挟まれた細い茶色いバーはお前が必死になって伸ばすべき経験値バーだ。

 

 

・マスタリー、スキルについて
マスタリーとはプレイヤーが選ぶ職業のようなものだ。ひとりにつき2職、掛け持つことができる。かくちょう版未導入の場合、それは6種類そんざいするので好きに選べ。しょしん者におすすめなのは「ソルジャー」というマスタリーだ。いわゆる「きんせつ」ビルドであるが、これをベースにすることでヒット・ポイントとつよい肉体を確保しつつ、複数の敵にヒットするスキルをしようして怪物どもをせん滅していくことになる。
ちなみに俺はこの「ソルジャー」の「フォースウェイブ」というスキルを中心にかりょくを稼ぎつつ「シャーマン」の「サモン・ブライアソーン」でペットの補助かりょくを得つつ「モグドロゲンズ・パクト」というバフも付けてたたかっている。このビルドはひこうしきウィキペッディアーにも紹介されているので探してみてほしい。

余談だがふたつのマスタリー組み合わせによって「ウォーダー」「コマンドー」といった通り名がつく。お前が「コマンドー」を目指すのなら、しはんのDVDを観るか、「ソルジャー」のほかに「デモリッショニスト」のマスタリーを履しゅうしろ。

 

 

・日本語化について
そもそも最初にお前にはなすべきだったのがこの「日本語化」であるが、すこし複雑なので後にした。

まず、ストアページの言語欄に日本語対応が明記されているとおり、オプションウィンドーから「JAPANESE」をせん択することができる。ただし、この方法での日本語化はおすすめしない。ほぼ間違いなくひょうじがバグる。いっけん使えそうに見えるが、ツールチップの日本語がおかしくなったり、果てには起動して時間が経ってバグってしまうことがある。

原いんはよくわからないが、べつの日本語化ファイルを自力で導入することでこれは回避できるので、特別におしえてやる。

まず、こうしきフォーラムへアクセスしろ。そこの日本語化スレッドーから日本語化ファイル(いちばん下にある「1112_japanese_ja_04.zip」のようななまえのものだ)をダウンロードし、「そのまま」ローカルフォルダへコピーする。コピー先は、お前がとくに意識していなければ「/SteamLibrary/steamapps/common/Grim Dawn/ 」になるだろう。そこへ「localization」フォルダを作成してZIPファイルを置けばおわりだ。

俺はしんせつなので、そのへんをくわしく解説してくれているサイトへのリンクを貼っておいてやる。分からなければ10回読め。それでもどうにもならないならば・・・そのままアメリカ語でプレイしたほうが良いのかもしれない。

wikiwiki.jp

 

 

・アイテムかんれん
他のハクスラゲームと同ように、さまざまなアイテムが敵からドロップする。
ハクスラゲームのだいご味ともいえる「装備アイテム」には「コモン、マジック、レア、エピック、レジェンダリ」の等級があるほか「MI」という敵固有のドロップアイテムもそんざいする。

また、敵からドロップするのは装備のほかに「かいふく薬」「ジャーナル(ロアなどのテキスト)」「コンポーネント(装備に付けられる宝石のようなもの)」「クエストアイテム」がある。また、これもハクスラゲームの定番であるが、道行く道に「チェスト」があり、そこからもアイテムを獲とくできる。それぞれのアイテムこうかはしょう略するので、知りたければウィキペッディアーをさん照しろ。

グリムドーンは、このアイテムドロップのバランスがひじょうに優れている。

 

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このように、グリムドーンのマップは原則広く作られており、ハクスラ慣れしていないお前は面食らってしまうだろう。だがしばらくゲームを続けていれば自ずと理解ができる。そうだ、このゲームは「途切れない」。

敵グループをせん滅するとアイテムが出るので拾う。装備が更新できればそれをし、レベルが上がればステータスやスキルを振る。そして目的地へ進むため次の敵グループとそう遇するだろう。やがてマップの端に光るなにかを見つけるはずだ。それはチェスト、あるいは人間の死がいと表示されているのでクリックをしろ。するとアイテムやお金が出る。お前はそれを必死に拾い集めているうちにインベントリが埋まりつつあるふんいきを感じて個人用リフトを出すだろう。あんぜんな拠点に戻り、アイテムの整理をしたらまた戦じょうに戻れ。その繰り返しでお前は強くなってゆく。

ゲームプレイを中断する隙間がないことに、お前の小さな脳みそでも気づくはずだ。マップの広さも、このようなイベントの連続によってあまり気にならないと言っていい。

また、言い忘れたが、要所に「リフト」というワープ装置があり、拠点間と自由に行き来ができる。「個人用リフト」はいつでもどこでも出せて、好きな場所にワープできるが一つしか出せないという点にちゅういしろ。

このように、ほかのハクスラと比べてもそん色が無いどころか、非常に快適にプレイができるようにシステムが整えられているのがグリムドーンで最も優れていると言えるだろう。

 

いじょうで大まかなゲームの紹介を終えるが、もちろんここで語っていない要素も多くあるので、気になったらウィキなどを読んでたしかめてほしい。

 

 

ここまで目をとおしたお前が、ひとつでも気を惹かれる要素があればそれは“買い”であることを意味する。ただ、スッチムーのゲームとして、グリムドーンの定価は決してやすくはないため、「セールを待って安いときに買おう」と愚かなお前はおもうかもしれない。

だがお前はそうやって買ったものの詰んだゲームのそんざいをわすれているに過ぎない。学習をしろ。やりたいと思ったら今買え。さもなくば、ふたたびスマッホンの奴隷に戻ってスキルをタッチするだけだ。それがいやならグリムドーンを、やれ。無限に沸くイセリアルやクトーンの手先どもを焼き尽くせ。

こんかい俺から言いたいことはいじょうだ。