ラベンダーの咲く庭 LavandeBleu

日々のRFAを記録したり雑談したりするブログです

雑16

発売前から気になっていたところに紅蓮ちゃんが実装されてしばらく忘れてたらいつの間にか発売されていたのに気がついて、ひと月くらい買うかどうか悩んで尼のレビューやら体験版やらで一通り触って確かめてからも更に悩んで、ようやく購入に至ったゲームの話をします。

 

 
『アライアンス・アライブ』

alliance-alive.jp

 

今年6月に発売された3DSRPG、「覚醒(閃き)」「資質」といったサガの戦闘・成長システムに似た要素を含み、魔族に支配された世界で人間が抗うストーリー、複数の主人公キャラクター、かの浜渦御大が手がけるBGM・・・などと、僕が気にかけない理由がないくらいの魅力をはらんだタイトルだ、たまたま尼で見つけて以来1年近くほしい物リストに入り続けていた因縁もある。

ここで書くのは、プレイ6時間程度のファーストインプレッションであるので、クリアまでこぎ着けた頃にはもっと詳しいレビューができるはずです、今はまだ新鮮さのほうが勝つので概ね好評なコメントに終始してしまうかもしれない。


・ストーリー
先に挙げたとおり、人間が魔族に支配されてしまった世界で物語が進む。時間的にはどれくらいだろう、支配を受けた第一世代から孫、曾孫あたりまでいってるんだろうか。どこかで明示されていたか。
主に、この魔族に対抗する話が展開される軸と、世界を覆う黒い帯(そこから外側へは出られないとか何とか)の謎を解く話とで構成されている気がする。そもそも魔族や妖魔とは何なのか、人型をしているのはなぜかなど、色々分からない事が多い。

 

・キャラクター

 パッケージにもなっているメインビジュアルの9人が主人公キャラクターだろう、公式にも書いてある。

プレイ前はサガフロのようなフリーシナリオを想像していたがそうではなかった。章立てで話が進み、ある程度のタイミングで主人公が切り替わる(そのたびに所持品等がリセットされる)、そういう意味ではオーソドックスな一本道RPGかもしれない。まぁ別にその辺は拘りがないので個人的にはどちらでもいい。

各章PTはいまのとこ2人か3人で進んでいる、それ以上になると入れ替えになるのかもしれない。どの主人公たちも大体男女ペア、主従関係がだいぶはっきりしている。

基本的に女性陣のほうが活発で男性側が翻弄される流れで、プロフィールにも「この歳にして早くも尻に敷かれている」とかあるので間違いない。個人的には元気な女の子のほうが魅力的なキャラクターに映るので好感触である。・・・リアルでは逆なんですけどね、まあそんなのはどうでもいい。

 

・システム(バトル)

オーソドックスなコマンド式RPGだが、装備する武器によって技・術が変わる、いわゆるサガ方式の戦闘。最近のゲームでは珍しくワールドマップを歩いて街やダンジョンなどの目的地を探す。モンスターがシンボル化してその辺をうろついていて接触するとバトルになる。

1戦おきにHPと状態異常は全快する、この辺もサガです。技・術はポイント消費制だが、戦闘終了時に1ポイント?ずつ回復するのと、「資質」を獲得するにつれてポイントを減少させることができる。基本的にコストの高い技のほうが威力は高いが、特攻などの属性を利用すれば戦闘をうまく進められるのもサガの系譜を踏襲している。「資質」にはバトル以外に効果を発揮するパッシブ系スキルもある。(が、ポイントが高いので序盤では獲得できない)

戦闘後にランダムでHPや技・術のレベルが上がる。また、技・術は戦闘中に「覚醒」して閃くことができる。法則はまだよくわからないが、武器基本技からの閃きだけでなく、技からの派生も多いようだ。

リミットブレイク的なシステムがあって、攻撃を与えたり受けたりしてバーが貯まると武器固有の必殺技を使用可能な「イグニッション」モードになる。必殺技を使うと武器は壊れてしまうが消滅はせず、修理すると使えるようになるらしい。らしい、なのはまだ修理をしたことがないからです。

ロマサガでおなじみの「陣形」もある、配置によってガード・アタック・サポートのロールが与えられるが技の威力が大幅に上下することはなさそう、つまり今のとこ全員アタッカーなのがサクサク進んでイイと思われる。

変わっている点といえば、世界観の設定で「水辺に近づくと強力な水魔に襲われる」というものがあり、遭遇すると序盤ではまず勝てない敵とのバトルになる。ので、基本的に避けて通らなきゃいけない=実質たどりつけない場所も、最初から存在してたりする。一部は避けて進むことで宝箱をゲットできるところもある。

 

・その他のシステム

「ケイオシウム結晶」その辺に落ちてる、ちいさなメダル的なアイテム。レアアイテムとの交換ができる。

「秩序の石」バトルのリトライができる?らしいが使ったことがない。これもダンジョンとか街に落ちてる。

「ギルドタワー」各地に点在する人間の施設で、この施設の影響を受けられる地域(タワーの近く)でバトルをすると、時々タワーの種類に応じた援護を得られる。任意には出来ないのでおまけです。

 

・サウンド・BGM

ゲームを購入する動機の8割くらいが浜渦御大のBGMである、のでサントラだけ買っても良かったんだがせっかく体験版もやったし手触りは悪くなかったしで本体も買いました。

それはともかく、どの曲も耳に残る特徴があって、シーンに合ってるかというと「うーん?」といった感じもしなくはないがそんなのはどうでもよくなるほど謎の高揚感で口ずさめる、ある意味とてもゲーム音楽らしいBGMだとおもう。感想には個人差があります。曲が良いだけにところどころ音が割れてるのが非常に残念。イヤホンでやれというのか。

あと、効果音の使い方がわりと面白い、例えば敵シンボルに近づくとシンボルに対応した威嚇音?が鳴る。近くに敵がいるぞ気を付けろと音で教えてくれる親切設計。また、バトルで敵をたたいた時にも特徴的なSEが鳴るんだけど、これはきっと弱点を突いたとかそういう意味ですよね。

 

・あんまりな点

冒頭にも書いたとおりゲームを始めて間もないので悪い点はあまり思い浮かばず、強いてあげればワールドマップの移動がやや長いかな。ダンジョンを出るときに「急いで街に戻るか?」と選択肢が出ることもある、せっかちな社会人におすすめ。

あと序盤だからだろうか、雑魚が弱いのでコスト0の技だけで凌げるのがやや単調かもしれない。だんだん中ボス級の雑魚が出始めたので、その辺を見越してSP(技・術を使うためのポイント)の管理だとか装備・耐性のチェックが必要になってくるのだろう。

なお、サガ系のバトルデザインにありがちな回復行為がやや限定されているスタイルなので、大ダメージを食らったときのリカバリーが結構厳しい。

とはいえ、いまのところ戦闘が厳しいという感じにはなっていないので、このバランスでいくならカジュアルなサガとして楽しめそう。

 

 

序盤なのに3000字近く書いてしまいました。

たぶん僕以外のだれにも響かないゲームなんでここまで読んだ方はお疲れ様でした・・・気が向いたら体験版を触ってみてください・・・。