ラベンダーの咲く庭 LavandeBleu

日々のRFAを記録したり雑談したりするブログです

#18

FF14というネットゲームを初めてプレイしたとき、きっとうまくはいかないだろうなと予感した。

 

この手のゲームは長続きしない、ある程度やっても最新のバージョンに追いつく前に飽きるか、知り合いがいたとしてもやっぱりプレイ時間が足りず馴染めずにフェードアウトしてく、そういった理由がいくつも頭に浮かんだんだ。

 

まあ出来るだけやってみようかと、メインクエストやリーヴで退屈に思いつつLv15まで上がるといよいよダンジョンに挑戦する時がやってきた、おそるおそるパーティを組み、知り合いに助けてもらって新たな一歩を踏み出すことができた。

 

これは、今までのネトゲと違う、そんな風に思った、役割が明確で何となく助け合っているふうにも思えた、なんだやればできるじゃん自分、などと少し楽しくなった。

知り合い以外、いわゆる野良でのPTプレイを幾度も繰り返すうちに、ああ、こうしたほうがもっと安全に戦えるなとか暇な時間をもてあまさずに済むのか、アディショナル?迅速魔?クラスとジョブ?色々な新しいことが増えて世界も広くなった。

 

冒険してる、と思った。

 

退屈だと思っていたおつかいばかりのメインクエストは、ある時期からはそれほど退屈ではなくなった。

三国ギルドの小さな依頼から始まった冒険は、いくつもの蛮神討伐を成し遂げるうちにもっと大きな存在たちに巻き込まれつつ複雑な事情をはらんでゆく、暁の血盟、ガレマール帝国、エオルゼア都市国家の抱える様々な問題に直面しつつ、やがてプレイヤーはかつての第七星暦に存在した英雄たる「光の戦士」と呼ばれるようになり物語は続いていく。

 

正直、ネットゲームのストーリーなんてオマケの陳腐なものばかりだと思ってた。

新生FF14はどうもそうではない、違うぞと、メインクエストをクリアする頃には感じ始めて、その後もパッチアップデートで増えたストーリーを進めていくとすっかり次の話が楽しみになっていた。

事件屋クエストという、脇道のサブストーリークエストもとても楽しめた、過去FF作品のオマージュをこれでもかとちりばめた作りとミステリー仕立てのお話、強烈な個性のあるNPC、ある意味メインクエストより評判が高いのも納得がいくものだった。

 

そうこうしているうちに、装備アイテムがほぼ最新に整いつつあった。

飽きっぽくさめやすい自分でも、ついに追い付けたぞとうれしくなった。

その頃にはメインジョブとしての白魔導士がなかなか板に付いてきたようで、スキルの使い方を模索するのも楽しかった、戦闘クラスだけでなくクラフターやギャザラーもやってみるぞ・・・いやこれは結構しんどいな、などと思いつつそろそろエンドコンテンツという単語が目の前にちらついた。

 

ウワサの極蛮神もやってみた、何度も死んだ、至らない点ばかりだった、慣れてるつもりだったのに全く歯が立たない、それもそのはず、特定のギミック、ボスの行動パターンを全て暗記しておかなければ勝ち目はない。

予習のため、動画や攻略サイトの説明文をスマホで何度もスクロールした。

ゲームにのめり込んでる、そう感じた。

 

ゲームの動画を見るのは好きだったし、予習とかは別に不思議には思わなかった。

これがこのFF14の「やり方」なんだと思った。

やって覚えるのはもちろんだけど、それ以前にギミックの知識が無ければ駄目なんだろう、暗黙の了解なのだ、知らない奴が悪い、最新を楽しむには順応しなければならない仕来りなのだろう。

 

平行して黒魔導士や詩人、学者(巴術士)のレベリングもした、でも何となくDPSロールは肌に合わないなあと思った、やっぱりヒーラーが好き、ただ学者は学者で手数が多くて難しいなあ・・・そんな感じでしばらく白魔メインが続く。

 

そのうち何度か耳にしていたとあるコンテンツ「大迷宮バハムート」について、いよいよ現実味を帯びてくるようになった。

そう・・・固定パーティへの参加である。

 

つづく